JASRAC国際フェローシップ(JASRAC Global
Fellowships)は、著作権を含む知的財産権の研究者が海外の研究機関で一定期間研究を行うために必要となる渡航費、滞在費、調査研究費などを幅広く支給することで研究活動を支援する事業です。
2022年5月に創設され、これまでに以下の在外研究員が選ばれています(肩書きは決定時のもの)。
第1回在外研究員 加藤 賢さん(大阪大学大学院人文学研究科 後期博士課程)
在外研究課題名
アフター・コロナ社会におけるレジリエンスある音楽産業構築のための制度研究
渡航先研究機関
ロンドン大学 ゴールドスミス・カレッジ(イギリス・ロンドン)
研究期間
2023年10月から2024年7月まで
研究活動の様子
第2回在外研究員 内田 剛さん(東海大学法学部准教授)
在外研究課題名
支分権の限定列挙が著作物の利用から生じる経済的利益の著作者への帰属に与える影響
渡航先研究機関
マックス・プランク・イノベーション競争研究所(ドイツ・ミュンヘン)
研究期間
2023年4月から2024年3月まで
研究活動の様子
この事業は「委託者共通の目的にかなう事業」の一環で行っています
「委託者共通の目的にかなう事業」は、音楽の利用者からお支払いいただいた使用料のうち、権利者から作品届等が提出されないために10年を超えて分配できない状態にある使用料を原資として実施するものです。
事業の内容は、管理委託契約約款第22条第2項により、理事会で決定する前に、外部の有識者で構成する委員会において調査・審議することとしています。