CISAC(著作権協会国際連合)は、加盟する世界の著作権管理団体の2023年の使用料徴収額をもとに、「CISAC Global Collections Report(世界徴収リポート)」の2024年版を発行しました。
このリポートは、音楽、映像、演劇、文芸および視覚芸術の著作権管理団体(JASRACを含みます)による使用料徴収を基礎とした統計のほか、トレンド分析、加盟団体のケーススタディー、政策提言等で構成されています。
2023年におけるCISAC所属団体の著作物使用料総額は130.9億ユーロ、前年比7.6%の増で、昨年に引き続き最高記録を更新しました。コロナ禍が影響する前の2020年リポート(対象:2019年)との比較でも29.9%の増です。最大の徴収分野である音楽では、デジタル(配信)の堅調な伸びと、ライブコンサート・BGM等の回復に支えられ、前年比7.6%増の117.5億ユーロとなりました。
※CISACは、世界中の音楽、映像、演劇、文芸および視覚芸術の著作権管理団体によって構成されています。2024年10月現在、116カ国・地域の227団体が加盟しています。