一般社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC

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2024年4月以降のカラオケ包括使用料の利用割合について

日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2022年10月から、お店などでのカラオケ利用に関する包括使用料について、JASRAC管理楽曲が利用された割合(利用割合)を反映しています(詳細はこちら)。

現在、みなしの利用割合を算出しており、2024年度(2024年4月から2025年3月まで)は、99.99%となりました(年度ごとに見直します)。


(2024年度のみなしの利用割合の算出方法と計算式)

通信カラオケ機器に収録されている楽曲のデータの曲目数をもとに、下記計算式により算出しました。

JASRAC管理楽曲の演奏回数 JASRAC管理楽曲の演奏回数+他の著作権等管理事業者管理楽曲の演奏回数


(使用料の算出方法)

著作物使用料(税抜)×利用割合「99.99%」(消費税相当額を加算します)

(毎月のご請求額の例)

月額使用料(税抜) 利用割合反映前の請求額(税込) 利用割合反映後の請求額(税込)
3,500円 3,850円 3,849円
7,500円 8,250円 8,249円
12,000円 13,200円 13,198円



(対象となる主な利用方法)

利用方法
カラオケ歌唱室
(カラオケボックス)
社交場カラオケ
(バー・スナック・居酒屋・旅館)
歌謡教室
(カラオケを利用して歌唱を教授する施設に限ります)




●利用割合Q&A

Q.利用割合とは何ですか?
A.カラオケで利用された楽曲のうち、JASRACが著作権を管理している楽曲の占める割合をいいます。

Q.利用割合の見直しはいつ、どのような流れでなされるのでしょうか?
A.みなしの利用割合の値は年に1回見直します。通信カラオケに収録されている楽曲のデータを基に算出した値(みなしの利用割合の値)を、翌年度(4月から翌年3月まで)に請求する著作物使用料に反映します。算出した値は、JASRACホームページでお知らせいたします。

Q.「みなし」利用割合を用いるのはどうしてでしょうか?また、用いる予定の「総収録数」というのは「みなし利用割合」として合理的なのでしょうか?
A.利用割合の値の算出は、施設ごとに歌唱された実績に基づいて行うことが考えられますが、個別の施設においてカラオケで利用する楽曲やその利用回数をご報告いただくことは実現できていません。このため、利用実態に近いデータとして通信カラオケ機器に収録されている楽曲のデータの総収録曲目数に基づき、「みなし」利用割合を算出することとしております。「総収録数」を用いることにつきましては、「みなし利用割合」として、現時点で考え得る合理的な方法であると考えておりますが、より合理的で正確な値の算出に向けて、今後も検討を続けてまいります。

Q.ライブ(生演奏等)とカラオケを利用していますが著作物使用料に利用割合が反映されますか?
A.今回の利用割合の反映は、カラオケの著作物使用料(包括使用料)が対象です。レストランやラウンジでの生演奏やBGM、ビデオ上映およびこれらの音楽利用をカラオケと併用している場合の包括使用料には、今回、利用割合は反映されませんが、順次反映を予定しておりますので、詳細が決まり次第、改めてご案内します。

Q.カラオケは利用せずライブ(生演奏等)を定期的に開催していますが著作物使用料にいつから利用割合が反映されますか?
A.カラオケ以外のご利用については順次反映を予定しています。反映するタイミングが決まりましたら改めてホームページ等でご案内します。

Q.利用割合反映後の私のお店の請求額はいくらになりますか?
A.利用割合反映開始後にJASRACから郵送する口座振替ハガキや請求書に記載しますので、そちらでご確認ください。

Q.利用割合の反映にあたって、何か手続きが必要ですか?
A.利用者の皆さまに行っていただく手続きはありません。