日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2026年1月14日から3月8日までの間、音楽クリエイターを対象とした「音楽著作権とJASRACに関するアンケート」を実施しました。このアンケートは、2023年度から実施しているもので、今回が3回目となります。前回の調査結果と比較して、JASRACに対する印象が全体的に良くなっていることが確認できました。
アンケート結果の概要は以下の通りです。アンケートにご協力くださった音楽クリエイターの皆さま、ありがとうございました。ご回答は、今後の取り組みに生かしてまいります。
アンケート概要
| 調査内容 | 音楽クリエイターのJASRACに対する認知度、理解度、イメージ調査 |
| 実施期間 | 2026年1月14日~同年3月8日 |
| 対象者 | 現在音楽制作で収入を得ている、または将来収入を得ることを視野に入れて活動をしている音楽クリエイター |
| 回答者数 | 1,567名 |
| 分析対象数 |
1,235名 |
アンケート結果
属性
回答者の年齢は40代を中心に幅広く分布し、性別は約75%が男性でした。
昨年度と比較すると50〜70代の回答者が増加し、またメンバー(JASRACと直接契約している音楽クリエイター)の比率が増えています。

JASRACに対する印象(JASRACメンバー・非メンバー別)
JASRACに対する印象については、JASRACと直接著作権管理委託契約を締結している音楽クリエイター(JASRACメンバー)の72%が「とても良い印象」「まあ良い印象」と回答しました。JASRACと直接契約していない音楽クリエイター(非メンバー)では、34%が「とても良い印象」「まあ良い印象」と回答しており、メンバーとの間に昨年度同様の差が見られました。
ただし、非メンバーの印象は昨年度と比べて良化しており、特に20代の評価改善が顕著でした。

JASRACのサービスへの満足度(JASRACメンバーのみ)
JASRACメンバーの、JASRACのサービスに対する満足度(「とても満足している」、「まあ満足している」、「どちらともいえない」、「少し不満である」、「非常に不満である」から回答)は、「とても満足」「まあ満足」が70%、「少し不満」「非常に不満」が9% となりました。経年でみると不満回答は減少しています。

JASRACの各サービスの満足度(JASRACメンバーのみ)/ 満足度の高い項目
サービスごとに満足度をみると、「職員の対応」がもっとも高く、「契約手続き」、「分配情報」、「メンバー向け広報」、「使用料の分配額」が続きます。「各種福利厚生」は、他のサービスと比べて低い結果となりました。

JASRACの各サービスの満足度(JASRACメンバーのみ)/ 満足度の低い項目
サービスの満足度の低い項目をみると、「管理手数料」、「分配額」、「メンバーズサイトの使いやすさ」、「作品オンライン受付システムの使いやすさ」などが選択されました。

著作権に対する考え(JASRACメンバー・非メンバー)/ 賛成度の高い項目
著作権に対する考え(「とてもあてはまる」、「まああてはまる」、「どちらともいえない」、「あまりあてはまらない」、「まったくあてはまらない」から回答)で「とてもあてはまる」と回答を得たのは「音楽の発展において重要である」が最も割合が高く、68%でした。これに「自分の仕事や生活にとって重要である」(64%)と「音楽著作権の管理は、面倒な作業である」(40%)が続きます。「音楽著作権料の水準に満足している」(6%)は、賛成率が非常に低い結果となりました。

生成AIに対する意識(JASRACメンバー・非メンバー)
生成AIの開発事業者やサービス提供事業者が生成AIの開発や性能向上のためにあなたの作品を利用する(AIに学習させるデータとして利用する)ことについてどう思うか尋ねたところ、「賛成」「どちらかといえば賛成」との回答が20%、「反対」「どちらかといえば反対」との回答が54%となりました。

(参考)