About Us許諾・請求・分配の仕組み
(飲食店や宴会場における生演奏)
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バー、レストランなどの飲食店や宴会場において演奏などが行われる場合の使用料は、使用料規程第1節演奏等「8 社交場における演奏等」の規定により算出します。使用料には、包括的利用許諾契約(包括契約)(※1)を締結する場合の使用料と、包括契約によらない場合の使用料の二つがあります。ここでは、包括契約を締結する場合の使用料の分配についてご説明します。
使用料の分配に当たり、実際に利用された曲目を把握することが必要です。統計学に基づいて一部の契約店の利用曲目を調査する方法(サンプリング調査)と、契約店から利用曲目の報告を受ける方法で曲目を収集しています。
利用曲目を収集した後、分配対象となるJASRACの管理楽曲を特定します。分配対象として特定された楽曲について、楽曲ごとの分配額を算出し、各楽曲の関係権利者に年4回分配しています。
※1 JASRACの管理する全ての曲を、許諾条件の範囲内で何回でも利用できる契約方式のことです。
利用曲目の収集について
バー、レストランなどの飲食店や宴会場(※2)での生演奏については、以下の方法で利用曲目を収集しています。
※2 ハウスバンドが在籍するなど、特定の演奏者が継続的に出演してオールディーズやスタンダードなど一定のジャンルの曲が演奏されるライブハウスについては、同じ曲が繰り返し演奏されることから、サンプリング調査及び契約店からの利用曲目報告に基づいて分配資料を収集しています。
1. サンプリング調査による利用曲目収集
サンプリング調査とは、全体の利用状況を推定するために、統計学の理論に基づいて一部の契約店の利用曲目を調査することをいいます。具体的には、まずバー、レストランなどの飲食店や宴会場などの営業形態区分ごとに、全ての契約店舗数に占める割合を算出し、各区分の調査対象店舗数を決めます。次に区分ごとの調査店舗数に応じて、全国の契約店の中から無作為に調査対象店舗を選びだし、直接訪問するなどして任意の一日に演奏された全ての利用曲目を収集します。これを3カ月あたり累積で800店に実施しています。
2. 契約店からの利用曲目報告
サンプリング調査を補完し、より実態に即した分配を行うため、契約店から利用曲目(※3)をご報告いただいています。
※3 インターネットで利用曲目を報告できるシステム(J-OPUS)の利用が可能です。