日本音楽著作権協会(JASRAC)は、12月8日、作家・音楽出版社等の権利者に著作物使用料を分配しました。2025年12月の分配額は、372億6,055万271円(前年度同期比105.4%)となり、12月分配としての最高額を更新しました(※1)。
JASRACは音楽のご利用者からお支払いいただいた著作物使用料を、年に4回(3月、6月、9月、12月)、権利者に分配しています。2025年12月の分配は、主に2025年4月から2025年9月の使用料収入を反映したものです(※2)。
利用分野別の主なトピックス
| 大規模演奏会等 | 大規模会場の増加に伴い、公演数が増加したこと等から、約18.9 億円(前年度同期比166.9%)となりました。 |
| インタラクティブ配信 | 動画配信サービスや音楽サブスクリプションの市場が引き続き好調を維持していること等から、約152.3億円(前年度同期比107.6%)となりました。 |
分配対象楽曲数は、278万5,170曲です。分配対象の権利者数は、音楽出版社を通じた分配を含めますと、著作者8万9,677人、音楽出版社3,059社です。このほか、116の外国団体を通じて34万750人の著作者、3万7,818社の音楽出版社にも使用料が分配されます。
JASRACは、今後もクリエイター・権利者への対価還元を通じて、音楽産業および音楽文化の発展に努めてまいります。
※1 権利者への送金の際、上記分配額から管理手数料、所得税等を控除します。
※2 使用料の入金から分配までに要する期間は科目によって異なります。
(参考資料)2025年12月分配期 分配実績表