楽譜・歌集など出版物
合唱サークルの発表会のプログラムに歌詞や楽譜をのせる
修学旅行用の歌集に歌詞をのせる
楽譜集、雑誌、プログラムなどの出版物に歌詞や楽譜をのせる場合の手続きや使用料について見ていきましょう。
だれが著作権を管理しているの?
まず、使いたい曲の著作権を誰が(どこが)管理しているのか確認しなければいけません。
JASRACはたくさんの曲の著作権を管理していますが、JASRAC以外の著作権管理会社が管理していたり、作詞家や作曲家が自分で管理しているケースもあります。
JASRACがホームページで公開している作品検索データベース(J−WID)で調べてみましょう。
市販されている楽譜のコピー
欲しい楽譜が販売店で品切れになっていて、手にはいらない場合は、発行元の楽譜出版社に在庫がないか問い合せてください。
発行元の楽譜出版社に連絡しても、在庫切れや絶版で手に入らないためにコピーする必要がある場合は、著作権の手続きをしてください。
使用料ってどうやって計算するの?
合唱サークルの発表会のプログラムに歌詞や楽譜をのせる場合、複製部数に応じて歌詞または楽譜それぞれの使用料は以下のように決められています。
100部まで | 1,600円 |
---|---|
1,000部まで | 1,800円 |
2,500部まで | 1,950円 |
5,000部まで | 3,900円 |
10,000部まで | 6,500円 |
50,000部まで | 9,800円 |
100,000部まで | 13,050円 |
300,000部まで | 19,600円 |
500,000部まで | 20,050円 |
500,000部を超える場合 | 20,500円 |
例えば、発表会のプログラムを200部つくって、日本の曲の歌詞、楽譜を1曲のせる場合には、「複製部数が1,000部まで」の区分に該当しますので、1800円×2=3,600円になります。
- ※別途、消費税が加算されます。
楽譜集を出版して販売する場合の使用料は、複製部数に応じて使用料を計算します。(楽譜集など歌詞や楽譜が主な内容になっている書籍については、定価の10%×複製部数が使用料になります。)
マンガなどの雑誌への歌詞の掲載
マンガなどの雑誌に歌詞がのっている場合、[JASRAC(出)○○○○○○○‐○○○号]という番号を見たことがありますか?
これは、JASRACに著作権の手続きをして歌詞をのせているという意味です。
マンガなどの雑誌への歌詞の掲載
新聞や雑誌に歌詞を載せる場合の使用料は複製部数に応じて使用料が決まります。例えば、複製部数が50万部の雑誌で歌詞を1曲のせた場合の使用料は、27,750円になります。