カラオケボックス

だれが手続きするの?

カラオケボックスではお店の経営者がJASRACに手続きをします。
お店の経営者は、歌いに来るお客さんから料金をとって営業しているから、「音楽をつかう人」として手続きをすることになります。

カラオケボックスの使用料はどうなっているの?

カラオケボックスでは、日々たくさんの歌が歌われますので、お客さんが歌うたびに1曲ごとの使用料を計算するのは大変ですよね。
そこで、カラオケボックスの場合は部屋ごとの定員数とカラオケの種類によって月額使用料を決めています。

料金表(通信カラオケやレーザーディスク=ビデオカラオケ)
定員 月額使用料
10名まで 4,000円
10名を超え30名まで 8,000円
30名を超え50名まで 12,000円
50名を超え100名まで 16,000円

定員10名の部屋が10室、定員30名の部屋が1室あるお店の場合、使用料はいくらになるか計算してみましょう。

4,000円×10部屋+8,000円×1部屋=48,000円!

  • 別途、消費税が加算されます。

カラオケの種類

JASRACの規定では、カラオケの種類によって「ビデオカラオケ」、「オーディオカラオケ」という区分を設けています。
通信カラオケやレーザーディスクなど背景の画面がテレビのように動く場合は、「ビデオカラオケ」、静止画や音だけのカラオケは、「オーディオカラオケ」として区別しています。

通信カラオケ

カラオケボックスでは、「通信カラオケ」といって曲のデータをインターネットなどで配信するシステムが一般的です。この場合の、配信用サーバーへのデータの蓄積とお店への配信については、お店の経営者の手続きとは別に通信カラオケ会社がJASRACに手続きをしています。著作権の手続きは、「音楽をつかう」方法によって、それぞれ必要になっています。

通信カラオケ会社からお店への配信については、著作権法の権利として、「公衆送信権」と「複製権」という権利が関係します。
お客さんがお店で歌うことについては、「演奏権」という権利が関係します。

MEMO