JASRAC PARK  
インターネット

最近、自分のホームページを立ち上げるケースが増えてきましたよね。
ホームページでは、文章だけでなく、写真、イラスト、音楽、映像などいろんな情報をカンタンに発信をすることができます。
自分で書いた文章やイラストだけをのせるだけなら問題ありませんが、好きなアーティストの写真や音楽を勝手にのせてしまうと、「著作権」、「肖像権」などの権利を侵害することになってしまいます。
ホームページで音楽を流す場合の使用料や注意しなくてはいけないポイントについて見ていきましょう。




MP3など音声ファイルの配信
ホームページのBGMでMIDIを流す
歌詞や楽譜の掲載
ライブ中継などの映像配信
etc…

インターネットでは、いろいろな方法で音楽が使われています。
MP3など音声ファイルの配信だけでなく、映像の中に音楽が含まれているコンテンツをホームページにのせる場合にも、音楽の著作権手続きが必要になります。


商用配信と非商用配信
JASRACの規定では、情報料や広告料の収入の有る・無しなどによって、「商用配信」と「非商用配信」の2つの区分を設けています。




例えば、以下のようなサイトは「商用配信」に該当します。
月額300円の情報料で、着信メロディデータを10曲ダウンロードできるサービスを行っているサイト
1曲100円でMIDIのダウンロード販売をしているサイト  
広告料収入でインターネット放送を行っているサイト




例えば、以下のようなサイトは「非商用配信」に該当します。

好きなアーティストの曲のMIDIを作って、広告のないサイトの中で無料ダウンロードできるようにする
バンドの演奏を録音し、メンバーの了解を得て自分のホームページ(広告料などの収入がない場合)で流す 
家族紹介のホームページのBGMでMIDIを流す

JASRACに手続きしたサイトにはこのマークがあります。

JASRACが著作権を管理する音楽をインターネットで使う場合には、
「J−TAKT」
という手続き窓口で、24時間申込みができます。
 
 
個人のホームページ(非商用)の使用料
個人が「非商用」で運営しているホームページで音楽を使う場合の使用料はいくらになるのでしょうか?
規定では、ダウンロード形式[データを携帯電話やパソコンにコピーして、ネットの接続を切った状態(オフライン)で再生する形式]とストリーム形式[ネットに接続した状態で受信したデータを再生する形式]の2つの形式に分けています。

[ダウンロード形式]

使用料
  1曲ごとの使用料 10曲ごと
 月ごと 150円 1,000円
 1年間 1,200円 10,000円

例えば、自分の好きなアーティストの曲をMIDIデータにして、毎月10曲をみんなにダウンロードして聞いてもらう場合の年間使用料は10,000円になります。
この場合、10曲を上回らなければ曲の入れ替えは自由ですので、10曲までなら毎月新しい曲をホームページにのせることができます。

[ストリーム形式]
ホームページのBGMとしてMIDIデータを流したり、Real Audioのようにネットに接続している間だけ聴ける場合。ストリーム形式として扱う場合の基準については、こちらのページの説明を見てくださいね。

使用料
  1曲ごとの使用料 10曲ごと
(曲数の制限なし)
 月ごと 150円 1,000円
 1年間 1,200円 10,000円

例えば、ライブで演奏した曲を毎月10曲ずつRealAudioでストリーミング配信するような場合、年間の使用料は10000円、半年間だけ配信するような場合は6000円(1000円×6ヵ月)になります。
また、トップページのBGMとしてMIDIを1曲だけ流す場合の使用料は、年間で1200円になります。


商用配信の使用料


商用配信は、情報料や広告料などの収入にもとづいて使用料を計算しています。
実際には、音楽を利用する方法によって大きく3つの区分に分けていています。

(1)MIDIやMP3など音声ファイルの配信
(2)歌詞や楽譜などの配信
(3)映像など(音楽以外の著作物)の配信の中で音楽を使う場合

例えば、「1曲ダウンロードするのに、○○○円」※[(1)に該当]というふうに料金(情報料)をとって、MP3データを配信する場合は、以下の方法で使用料を計算します。

[1曲の情報料が100円以上の場合]
月額使用料=1曲の情報料×7.7%×月間のリクエスト回数
[1曲の情報料が100円未満の場合]
月額使用料=1曲あたり7.7円×月間のリクエスト回数

例えば、レコード会社などが、1曲350円で音楽データのダウンロード販売をしているサイトの場合、26.95円(販売価格の7.7%)×リクエスト回数が使用料になります。

■着信メロディデータの配信
携帯電話やPHSの着信メロディ。
新曲が出るたびに、インターネットから好きな曲を取り込み(ダウンロード)する人もいますよね。
インターネットで着信メロディを配信する場合の使用料は、多くの場合1曲5円※×リクエスト(ダウンロード)回数で使用料を計算しています。
※1曲あたり45秒以内で、友達の携帯電話への転送ができないなどコピーガードがされ ている場合の最低使用料です。
商用配信の取り扱いについては、こちらのページに詳しい説明がありますので見てみてくださいね。



ホームページで音楽を使う場合に気をつけてほしいこと

■着信メロディのデータ配信
携帯電話・PHSの着信メロディ用データをダウンロード形式で配信する場合には、非商用配信の規定にある「10曲ごとに年間1万円」の使用料[個人のホームページの場合]は適用されません。
着信メロディのデータ配信については、企業が有料で配信する場合でも、個人が無料で行う場合でも、1曲5円×リクエスト回数で使用料を計算しますので、「この曲は○○回リクエストがあった」ときちんとカウントできるようなシステムを作って、JASRACに報告してもらわないと、JASRACは許可をすることはできません。

■CDからコピーしたMP3ファイルの配信
CDからコピーしたMP3ファイルなどの音声ファイルをホームページで流す場合には、JASRACのほかにもレコード会社などの許可(著作隣接権)をとらなければいけません。
CDからコピーしたMP3ファイルがタダで流通すると音楽を作る人(作詞家・作曲家・レコード会社・ミュージシャンなど)は、商品として販売しているCDが売れなくなって困ってしまいますよね。
したがって、個人のホームページでCDからコピーしたMP3データなどを配信することついては、レコード会社の許可をもらうことは難しいですし、JASRACとしてもレコード会社の許可をもらえない場合には、許可することはできません。

外国曲の歌詞・楽譜の掲載や映像を伴う配信
外国の曲の楽譜や歌詞を使う場合には、音楽出版社が使用料の金額を決める権利を持っていて、JASRACの規定ではない料金が適用される場合がありますので注意が必要です。
映像を伴った配信についても、音楽を映像と合わせて流すことでイメージが決まってしまうので、特に外国の曲については使うことができなかったり、使えても「指し値」と言われる高い使用料が適用される場合があります。

 

MEMO
[作詞家・作曲家・音楽出版社などへの使用料の分配]

インターネットで音楽を使う場合、着信メロディのデータを配信する会社やホームページの運営者から使った曲目の報告を受けて、作詞家・作曲家・音楽出版社などJASRACに著作権を預けている人たちに使用料を分配(渡す)するための資料を作っています。
JASRACは、使用料の12%を手数料として受け取った後、作詞家・作曲家・音楽出版社などに3ヶ月ごと(年4回)に分配しています。

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