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「無料」をうたう音楽アプリを、手軽で便利、友達も使っているから大丈夫、などと思って気軽に使っていないか?
権利者に無断で(違法に)アップロードされた音楽を、無料で視聴できたりダウンロードできたりするアプリがある。このようなアプリを使って、市販の音楽が違法に公開されていることを知りながらダウンロードする行為には
著作権法に罰則が定められている。
違法アプリは身近なアプリストアにも潜んでいるし、君が登録したメールアドレスなど大切な個人情報を盗み取るウイルスアプリの可能性もあるから要注意だ。
最近は、違法コンテンツに誘導するためのリンク(URL)を集めて掲載する「リーチサイト」も数多く存在するから、気軽に利用してしまわないように気をつけよう!
出典:e-Gov ウェブサイト(https://www.e-gov.go.jp/)
友達にもシェアしたいからといって、音楽ファイルをインターネット上にアップロードしたりブログやSNSに歌詞を書き込んだりしていないか?
権利者に無断で音楽ファイルや歌詞をアップロードしてはならない。これも著作権を侵害する違法行為だ。
誰かがアップロードした音楽ファイルや歌詞を、SNS上でシェアしたりリンクを貼ったりする行為も、違法なものを世界中に拡散してしまう可能性があるから注意が必要だ。
「ファイル共有ソフト」にも要注意だ。ファイル共有ソフトで流通する音楽や映画などのほとんどは、権利者に無断で共有されているものだ。ファイル共有ソフトを使うと、音楽ファイルをダウンロードしているだけのつもりでもソフトが勝手にアップロードもしてしまうことが多く、ダウンロードとアップロードの両方について罰則を受けたり、損害賠償を求められたりする場合があるぞ。君自身が音楽の不正な流通に手を貸すことにならないよう気をつけよ。
ファイル共有ソフトの注意点はココから確認!
歌詞の場合は、JASRACなどの著作権管理団体の許諾を得ているサイトであれば書き込みOKだ。
JASRACの許諾があるサイトはココから確認!出典:e-Gov ウェブサイト(https://www.e-gov.go.jp/)
音楽を利用した動画をYouTubeなどの動画投稿サイトにアップロードする場合、権利者の許諾が必要だ。
ただし、作詞者・作曲者などの権利(著作権)については多くのサイトがJASRACなどの著作権管理団体の許諾を得ているので、そういったサイトであれば自分が演奏した動画をいくらでも投稿していいぞ!
ココから確認!
音楽を作った人(作詞者・作曲者)は、自分の気持ちに反してその歌詞やメロディーを変えられない権利を持っている。
無断で替え歌にして作った人の気持ちを傷つけることがないよう注意しよう。
ミュージックビデオやテレビ番組、映画などの映像には、演奏された音楽の著作権だけでなく、レコード会社、アーティスト、放送局、映画会社など、音源や映像作品に関わったさまざまな人たちの権利がある。これらの権利を持つ人たちに無断で動画投稿サイトなどに投稿(インターネット上にアップロード)してはならない。
動画投稿サイトに動画をアップロードする場合の注意事項は、JASRACのウェブサイトで詳しく紹介している。フローチャートで確認できるぞ。
動画投稿サイトでの音楽利用の注意点はココから確認!出典:e-Gov ウェブサイト(https://www.e-gov.go.jp/)
音楽は著作権法で守られている大切な財産だ。違法な利用をすると、音楽を作った人たち(作詞者・作曲者など)が適切な対価を得られなくなり、創作活動が続けられなくなってしまう。君がこれからも新しい音楽と出会うためには、ルールを守って音楽を楽しむことが大切だ。
作品への対価が次の創作を支えていくという循環を「創造のサイクル」と呼ぶ。著作権と著作権を守るハートが、「創造のサイクル」を循環させ、新たな音楽文化を育むのだ。
音楽を作った人たち(作詞者・作曲者など)には、その音楽を守るために、著作権法によって無断でコピーや配信などをされない権利が与えられている。
「違法ダウンロード」を行うと、CDやDVD、有料配信といった正規品が売れなくなり、作詞者・作曲者やアーティストの収入を奪うだけでなく、違法アプリの制作者に不当な広告収入をもたらしてしまう。つまり、君自身が音楽の不正な流通に手を貸すことになるのだ。これでは、大好きなアーティストが創作活動を続けられなくなってしまうぞ。