CISAC総会 、チリ・サンチアゴで開かれる

CISAC(著作権協会国際連合)の第42回総会が9月24日から27日まで、チリ・サンチアゴで4日間にわたって開かれました。

JASRACは、デジタル・ネットワーク時代の著作権保護・管理システム「DAWN2001」の進捗状況を報告するとともに、海外の主要団体の支援を受け実施している電子透かし技術の国際的な評価実験「STEP2000」について説明。「STEP2000」については、「著作権管理情報、コンテンツの不正コピー防止情報を、音質を下げずいかにバランスよく電子透かしとしてコンテンツに入れていくかの実験である」と説明、JASRACの意欲的な取り組みは高い評価を受けました。




上半期の分配実績は500億円ほぼ前年の実績を維持

2000年度の4月から9月までの分配実績は総額で500億2,653万円(前年同期とほぼ同額)となりました。
分野別の上半期分配実績、および前年同期比は下表のとおりです。


分配実績額(億円) 前年同期比(%)
演 奏 186.0 101.6
録 音 247.5 98.5
出 版 13.9 102.9
貸 与 23.5 93.0
複 合(通信カラオケ) 24.7 103.7
補償金(私的録音・録画) 4.4 134.3
合計 500.2 100.0

これをさらに種目別で見ると、主なものは次のとおりです。

カラオケ(演奏) 83.5億円 (103.0%)
放送(〃) 68.5億円 (105.3%)
オーディオディスク (録音) 185.2億円 (101.3%)
オーディオテープ (〃) 13.1億円 (96.6%)
ビデオグラム (〃) 37.3億円 (83.2%)

録音は前年同期比98.5%、3.8億円 のマイナスですが、これはビデオグラムの使用料の減少、着信メロディ録音使用料の頭打ち傾向などが要因となっています。
また、複合には業務用通信カラオケの使用料の他に、1999年9月に京セラマルチメディアコーポレーション(KMC)と合意した家庭用通信カラオケの使用料が含まれています。



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