2022年12月26日
一般社団法人日本音楽著作権協会
(JASRAC)
2022年12月分配期における著作物使用料の分配実績
分配額は301億円余、前年度同期比109.7%
日本音楽著作権協会(JASRAC)は12月12日、作家・音楽出版社等の権利者に著作物使用料を分配しました。2022年12月の分配額は、301億5,670万8,245円、前年度同期比109.7%となりました(※1)。12月の分配額が300億円を超えたのは初めてです。
JASRACは音楽のご利用者からお支払いいただいた著作物使用料を、年に4回(3月、6月、9月、12月)、権利者に分配しています。2022年12月の分配は、主に2022年4月から2022年9月の使用料収入を反映したものです(※2)。
<利用分野別の主なトピックス>
演奏会等 大規模演奏会等 |
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた2021年度と比べ市場が回復傾向にあることから、演奏会等は約11.0億円(前年度同期比136.9%)、大規模演奏会等は約5.2億円(前年度同期比642.3%)となりました。 |
社交場カラオケ 通信カラオケ |
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた2021年度と比べ市場が回復傾向にあることから、社交場カラオケについては約22.6億円(前年同期比108.7%)、通信カラオケについては14.6億円(前年同期比119.1%)となりました。 |
インタラクティブ配信 |
動画配信サービスが好調を維持しており、音楽サブスクリプションの会員数も増加していることから、約100.7億円(前年度同期比113.2%)となりました。 |
分配対象楽曲数は、229万552曲です。分配対象の権利者数は、音楽出版社を通じた分配を含めますと、著作者6万9,432人、音楽出版社2,821社です。このほか、113の外国団体を通じて29万5,740人の著作者、3万4,973社の音楽出版社にも使用料が分配されます。
JASRACは、今後もクリエーター・権利者への対価還元を通じて、音楽産業および音楽文化の発展に努めてまいります。
※1 権利者への送金の際、上記分配額から管理手数料、所得税等を控除します。また、分配日程は、当初の予定から前倒ししています(既報: 2022年2月4日「著作物使用料の分配日程の前倒しについて」)。
※2 使用料の入金から分配までに要する期間は科目によって異なります。
(参考資料)2022年12月分配期 分配実績表