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プレスリリース

2019年11月 5日
一般社団法人日本音楽著作権協会
(JASRAC)

著作権侵害を継続していた演奏会事業者らを逮捕

静岡県掛川警察署および静岡県警察本部生活安全部生活保安課は、11月4日、コンサート会場における歌謡ショーにおいて日本音楽著作権協会(JASRAC)が著作権を管理する音楽著作物(管理著作物)を歌唱・演奏により無断利用したとして、演奏会事業者らを著作権法違反(演奏権の侵害)の疑いで逮捕しました。

本件は、静岡県袋井市所在の演奏会事業者「有限会社オフィスYUu」、東京都世田谷区所在の「株式会社サード・ビート」と、それぞれの代表者らが静岡県内で開催した歌謡ショーにおいて管理著作物を無断利用していたことから、JASRACが本年2月28日、静岡県掛川警察署に著作権法違反の疑いで告訴していたものです。

本件演奏会事業者らは、過去にJASRACが演奏差し止めと損害賠償を求める本案訴訟を提起し、2003年に東京高裁判決を経て和解したにも関わらず、その和解内容をほとんど履行しませんでした。その後15年以上にわたり、法人名や代表者の変更、新会社の設立、主催名義を偽るなどしながら、全国各地で270件以上もの歌謡ショー等を開催し、管理著作物の無断利用を継続していました。

JASRACからの再三の警告を無視した極めて悪質な事案であり、適法に音楽を利用している方々との公平性を維持する観点から、やむなく刑事告訴をいたしました。

なお、歌謡ショー等における歌唱・演奏利用により管理著作物を無断利用した演奏会事業者が著作権法違反の疑いで逮捕されたのは38年ぶりで、東海地方では初めての事案となります。

【本件の経緯】

2001年 7月30日  東京地方裁判所に本案訴訟を提起
2003年 1月16日  東京高等裁判所がJASRACの主張を全面的に認める判決
2003年12月12日  上記判決を受け、静岡簡易裁判所で即決和解成立
 →以降、和解内容をほとんど履行せず、15年以上にわたり歌謡ショー等を継続開催し、
   管理著作物の無断利用を続ける
2019年 2月28日  静岡県掛川警察署に刑事告訴状を提出
11月 4日  静岡県掛川警察署および静岡県警察本部生活安全部生活保安課が本件演奏会事業者らを逮捕

 
コンサート等のイベントでJASRACが管理する楽曲をご利用になる場合、多くの方がJASRACの許諾を得て、使用料をお支払いいただいております。本件は、長年にわたり無許諾で楽曲を利用しており、また、主催名義を偽るなどして悪質な事案であることから、やむなく刑事告訴をいたしました。JASRACは、権利者の負託に応え、今後も著作権侵害行為に対して断固たる措置を講じるとともに、クリエーターへの適切な対価還元を通じて音楽文化の発展に寄与してまいります。


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