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プレスリリース

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2019年3月27日
一般社団法人日本音楽著作権協会
(JASRAC)

欧州議会が著作権に関する新たな指令案を正式に承認

3月26日、欧州議会が著作権に関する新たな指令(EU指令)の最終案を正式に承認しました。動画投稿サイト等におけるサイト運営者が著作権侵害を未然に防ぐことができるよう、権利者との契約および使用料の支払いを義務付けるとともに、事後に侵害が発覚した場合は投稿を削除しなければならないなど、サイト運営者の責任を強化することなどが主な内容です。欧州各国は、今後2年以内に国内法を改正することになります。

CISAC(著作権協会国際連合)およびCIAM(国際音楽創作者評議会)は、これまでトランスファー・オブ・バリュー問題として欧州のセーフハーバー法制の見直しを求めて活動してきました。

ガディ・オロンCISAC事務局長はEU指令の承認を歓迎し、次のように述べています。
「欧州連合は、より良くより公正なデジタル環境の基礎を定めました。創作者が巨大プラットフォームと公正な許諾料を交渉する立場を得たといえます。これは欧州だけでなく、CISACが全世界で代表する数百万の創作者にとって、極めて重要な達成です。我々は欧州機関においてこの指令のために精力的に努力してくれたすべての人々に感謝するとともに、この指令が欧州以外の国々への指針となるよう望んでいます。」

JASRAC(日本音楽著作権協会)も、CISACの理事団体として欧州議会でのこの承認を歓迎し、こうした利用において、日本を含む世界中の創作者に正当な対価が還元されるよう取り組みを進めて参ります。

(参考)
CISACリリース
CIAMリリース


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