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人事部長からのメッセージ

音楽文化の発展のために

皆さんはJASRACにどんなイメージをお持ちでしょうか。
『JASRACは容赦なくお金をむしり取る』とか『JASRACは不正にお金を儲けている』という印象を持つ方々も少なからずいらっしゃいます。
なぜ、そのように思われてしまうのでしょうか?
実は、JASRACの業務は、非常に地道な仕事の積み重ねで成り立っているのです。
法律では、私的利用などの一部の利用方法を除き、音楽を使うときには、作詞家・作曲家である著作者に許諾を得なければならないことになっています。しかし、全国あるいは全世界で使われる音楽を、作詞家・作曲家本人が維持・管理することは、情報技術が発達した現代においてもなお、膨大な労力を要することでしょう。
私たちJASRACはそうした作詞家・作曲家の負託に応えるため、常に音楽利用の情報を収集し、音楽を使う現場に足を運ぶなどして、利用状況を確認し、手続きが必要となる場合には、規定に基づく使用料をお支払いただいています。
JASRACの職員は、このように法律や職責に忠実に取り組んでいるだけなのですが、手続きをしてくださいと言われた方々から見れば、『JASRACは手厳しい』という印象を持たれてしまうのかもしれません。
また、お支払いただいた使用料については、音楽を利用されている方々からご協力をいただきながら、年間何十億もの利用曲目のデータを収集・集約し、お預かりした使用料を利用された楽曲の個々の作詞家・作曲家に分配して初めてJASRACに手数料が入ります。作詞家・作曲家の手元に還元されて始めてJASRACは運営することができるのです。
このような地道な活動がなかなか世の中に認識されていないのは、まだまだJASRACの対外的な活動が足りないと省みるところはありますが、今後は、これまでJASRACと関わりの多い利用者・権利者に留まらず、全国民の理解を得られる団体へとさらに成長していかなければなりません。
そのためには、前例に捉われず、ビジネスの変革に対応できるような、積極性や牽引力を持つ人材を必要としています。また他方、JASRACの基礎力として、情報の収集、JASRACにまだ理解を示していただけない方々との交渉、膨大な利用曲目を正確に分配するという細かな作業、これらの地道な作業にも、めげずにコツコツと仕事を進める力は、著作権管理業務を行ううえで重要な要素となります。

JASRACでは、こうした様々な経験や苦労に報いる形で、相応の待遇を保証しています。さらにこれからは、単なる待遇面だけでなく、社会が求める働き方に対応できるような制度の充実が必要となり、JASRACはその点についても整備を進めています。

2019年、JASRACは80周年を迎えます。100周年、さらにその先の音楽文化発展のため、是非、一緒に取り組んでみませんか。熱意ある皆様からのご応募を心よりお待ちしております。

人事部長宇佐美 和男

人事部一同