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2020年11月25日
一般社団法人日本音楽著作権協会
(JASRAC)

Muserk社への管理委託範囲を拡大しました

日本音楽著作権協会(JASRAC)は、11月1日、米国の著作権管理事業者のMuserk社への管理委託範囲を拡大し、米国における録音権管理を全面的に同社へ委託することとしました。

これまでJASRACは、米国での録音権管理は、CD等の録音利用および一部の配信利用についてはHarry Fox Agency(HFA)に、YouTubeでの配信利用についてはMuserk社に、それぞれ委託してきました(参考:2020年4月30日付けプレスリリース)。

米国では、2018 年10 月に成立した音楽近代化法(Music Modernization Act)に基づき「録音権集中許諾機構・MLC」(Mechanical Licensing Collective)が設立され、2021年1 月からの許諾業務開始を予定しています。JASRACは、こうした米国での動きを踏まえ、Muserk社への管理委託範囲を、YouTube での配信利用に加え以下の範囲まで拡大することとしました。

〔Muserkへの管理委託範囲(11月1日以降)〕
1 米国における音楽・動画配信サービス全般
2 米国における録音・録画物の複製利用
3 MLCによる音楽配信強制許諾に係る事務手続き

この契約の変更に伴い、HFAとの契約内容については、JASRAC が日本においてHFA の管理著作物を許諾する片務契約へ移行しました。

JASRACは、今後も世界の著作権管理事業者との連携により楽曲の海外展開を支え、クリエーター・権利者への対価還元を通じて、音楽産業および音楽文化の発展に努めてまいります。