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2020年6月19日
一般社団法人 日本音楽著作権協会
(JASRAC)

CISACが新型コロナウイルスの危機に各国政府に救済措置を要請

3月23日、CISAC(著作権協会国際連合)は各国政府に対して、新型コロナウイルス感染拡大で被害を受ける著作者への救済措置を求める書簡をジャン・ミシェル・ジャール会長(当時)ならびに各分野から選出されている4人の副会長の連名で発信しました。同書簡の和訳を3月31日、CISACの理事団体を務めるJASRACから文化庁著作権課に送付しています。

内容は、音楽などさまざまな著作物の利用機会が失われ、著作物使用料を受け取ることができない著作者の現況を伝えるとともに、政策による救済が現実的な対応であると訴え、いくつかの政府による資金援助等の先行例を挙げています。

また世界的な外出禁止の状況下、閉塞感に苛まれる多くの人々が音楽や映像作品などの著作物で救われている事実や、景気回復にも著作者の力が必要であることなど、著作物や著作者の社会的な役割の重要性を強調しています。


<CISACについて>
世界中の音楽、映像、演劇、文芸および視覚芸術の著作権管理団体によって構成される組織で、120の国・地域にある232団体が加盟しています。JASRACは1960年に加盟、1980年から理事団体に選出されています。

(参考)
CISAC ニュースリリース
・CISAC - Calling on governments for global action to help creators
原文)(和訳