入場無料(応募招待制)
デジタル技術の進展とインターネットの普及により、著作物の新しい流通ビジネスが次々に生まれ、著作物の利用主体も企業から個人に移行するようになりました。こうした利用形態の変化は、著作権の集中管理のあり方にも大きな影響を及ぼしています。 音楽の分野では、権利者と利用者が協議・協同して、適法に新しい音楽利用が展開できるよう、包括契約の利用、権利関係の透明化、全曲報告に向けたフィンガープリントなど新たな技術の活用、急増する利用曲目報告への対応などを進めてきました。 一方、著作権制度の面からは、国境を越える著作物の流通に関する国際間のルール作り、複数の管理事業者が併存するなかでの利用者の利便性の確保、孤児著作物の管理の可能性など、課題が山積しています。また、集中管理団体についても、コンテンツの流通促進の面から見たその存在意義や包括契約の是非などが議論されており、集中管理団体の対応が注視されているところです。 このシンポジウムでは、デジタル技術のさらなる進展が今後の著作権の集中管理のあり方や集中管理団体と利用者との関係にどのような影響を及ぼすのか、また、これからの集中管理団体に求められる役割とは何かを検証していきます。
当日の模様(14:00~)は、「ニコニコ生放送」で中継する予定です。
東京コンベンションホール:東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン5F・東京メトロ「京橋」駅直結、東京メトロ「銀座一丁目」駅徒歩2分・都営地下鉄「宝町」駅徒歩2分・JR「東京」駅徒歩5分
-第1部- (14:05~15:00) 「著作権集中管理団体の現状における役割」 北田暢也(JASRAC常任理事) 特別講演「諸外国における著作権の集中管理」 村上政博(成蹊大学法科大学院教授/一橋大学名誉教授/弁護士)
パネルディスカッション 「著作権集中管理団体に求められる役割とは~デジタル技術は集中管理団体を不要にするか~」■ コーディネーター
安念潤司(弁護士/中央大学法科大学院教授)■ パネリスト
上野達弘(早稲田大学法学部教授)
上原伸一(国士舘大学大学院総合知的財産法学研究科客員教授)
福井健策(弁護士/日本大学芸術学部客員教授) [以上、五十音順]菅原瑞夫(JASRAC理事長)
2014年3月10日(月)必着