プログラム |
|
|
-第23回- 2011年10月12日(水)19:00~20:45 『知られざる音楽王国、コロンビアの魅力』 |
講義概要 マフィアや左翼ゲリラなど危険なイメージばかり持たれがちな南米コロンビアは、実は中南米屈指の音楽王国でもある。アフリカから連れてこられた奴隷やインディヘナ、さまざまな国からの移民やヨーロッパ人が持ち寄ったものに加え、カリブ諸国の文化が混ざり合った多彩な魅力を、貴重な現地レポートを交えて紹介する。 |
|
|
演奏:LITTLE MASTA WITH MAXIMUM VIBRATION |
|
LITTLE MASTA(Accordion,Keyboards,Vocal) スカバンドBLUE BEAT PLAYERSの鍵盤奏者の傍らソロ活動に勤しむ。2002年アルゼンチンクンビアの盟主FIDEL NADAL(元マノネグラ)の来日ツアーに鍵盤サポートとして参加。FUJI ROCKなど各地で熱演し、自身のバンドMAXIMUM VIBRATION※でMATE POWER、VERY BE CAREFULといったドイツ、LAの現在進行形クンビアバンドとイベント共演。11年6月にはBAD MANNERS来日ツアーの鍵盤サポートもしている。 ※Ryo the Skinhead(Dr)/Tsujimura Yoko(B)/Koide(G)/Ogawa Shoji(Tp)/Oikawa Hiroshi(Per)/Barby Higa(Guest Vocal)
http://www.myspace.com/littlemasta/ http://twitter.com/littlemasta_now
| |
| |
|
-第24回- 2011年12月 7 日(水)19:00~20:45 『近代シャンソンの成立と発展』 |
講義概要 19世紀末、ベルエポック期の経済的繁栄を土台に誕生した近代シャンソン。フランス社会の富裕化に伴い、ヨー ロッパ都市歌謡の中でも特に早く成熟したこの音楽の隆盛期に焦点を当て、その経緯を辿る。パリ下町のダンス音楽"ミュゼット"やフランス独特のジャズ"マヌーシュ・スウィング"との関係、演劇性重視の特質、戦後シャンソンを予告したピアフとトレネの登場など。 |
|
|
|
講師:蒲田 耕二 (音楽評論家)
|
東京外国語大学フランス科卒。出版社勤務中にシャンソンとオペラの評論を始め、1973年から20年間『レコード芸術』誌で新譜月評を、88年から15年間NHK-FMおよびラジオ第1でDJを担当した。その間『ミュージック・マガジン』『CDジャーナル』など各誌に寄稿。 近著に『聴かせてよ愛の歌を~日本が愛したシャンソン100』(清流出版)その他がある。 | |
演奏:Sublime (フランス人歌手)
|
| |
| |
|
-第25回- 2012年2月15日(水)19:00~20:45 『中国音楽と箏のあゆみ』 |
講義概要 箏は東アジアを代表するコト類である。その前身は孔子も弾いていた「瑟」で、紀元後に改良されて箏が取ってかわる。その後、シルクロードから胡楽器が伝来するが、箏は衰えることなく、唐代には白楽天ら詩人たちも称えている。わが国に伝わってから、雅楽、俗楽ともに用いられ、十三弦を基本とするが、中国では弦材が絹~スチール、弦数も16~21と改革してきた。箏とともに、中国伝統音楽のあゆみをみたい。 |
|
講師:吉川 良和 (中国伝統芸能研究家) |
|
東京都立大学博士課程在学中に中国音楽学者・張世彬に楽理や七弦琴を習い、張氏の紹介で、香港に留学してから、実際に中国の音楽や伝統芸能にふれて研究を深める。帰国後、諸論文や楊蔭瀏『中国古代音楽史稿』の訳注付翻訳などを発表し、2003年、中国人が音楽文化で何を思考してきたかを探究した『中国音楽と芸能』(創文社)を上梓。神奈川大学、一橋大学教授を歴任。 | |
|
演奏:伍芳(ウー・ファン)(中国古筝演奏家、作曲家)
|
上海生まれ。1996年のデビュ-以来、日本における中国楽器ブ-ムの先駆けとなり、これまでに10枚のアルバムを発表。その間、皇太子さま雅子さまの前での御前演奏やケニーG氏、南こうせつ氏など数々のア-ティストと共演。神戸市看護大学の非常勤講師、2011年4月からは大阪ABCラジオの「伍芳の神戸再発見」でパーソナリティを務めている。中国の古典、現代曲だけにとどまらず、様々なジャンルに挑戦。自演はもちろん他のア-ティストへの楽曲提供など、作曲活動にも力を注ぐ。
オフィシャルホームページ: http://www.moz.co.jp/wu-fang/ |
|
| |
| |