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プレスリリース

2012年3月30日
日本音楽著作権協会
(JASRAC)

動画投稿(共有)サイトにおける著作権侵害
最高裁判所が運営事業者の上告受理申立ての不受理を決定

最高裁判所第一小法廷(横田尤孝裁判長)は、昨日(3月29日)、動画投稿(共有)サイト「TVブレイク」を運営していたジャストオンライン株式会社(本社東京)の上告受理の申立てを受理しないことを決定しました。

これにより、JASRACが著作権を有する著作物を含む動画ファイルの送信差止めを命じるとともに、同社およびその代表者今崎善秀氏の両名に対して著作権侵害による損害賠償金の支払いを命じた2009年11月13日付け東京地方裁判所(岡本岳裁判長)の判決、及びこれを支持して控訴を棄却するとした2010年9月8日付け知的財産高等裁判所(滝澤孝臣裁判長)の判決が確定しました。

同社および代表者今崎善秀氏は、原判決には著作権侵害行為をした主体およびプロバイダ責任制限法にいう「発信者」の解釈、適用に誤りがあるとして、上記の知的財産高等裁判所の判決を不服とし、2010年9月22日に、最高裁判所に上告受理の申立てをしていました。

本決定は、最高裁判所が、本件動画投稿(共有)サイトにおける著作物の利用に関し、本件サイト運営者であるジャストオンライン株式会社が著作物の利用主体であること、および同社が本件サーバに情報を記録または入力した者として、プロバイダ責任制限法2条4号にいう「発信者」にあたることを明確に認定・判断した上記の知的財産高等裁判所の判決を維持したものであり、高く評価することができます。また、損害賠償請求につき、動画の視聴回数1回当たり12円を使用料相当損害金とし、遅延損害金を含め合計約1億円の支払義務があることを認めた判決をも維持したものです。

日本における動画投稿(共有)サイトは、2006年頃から複数の事業者によりサービスが開始されていますが、現在確認されているサイトのうち、多くのサイトについては、JASRACとの間で音楽著作物利用許諾契約を締結しており、残りのサイトは、自主的に権利侵害動画を削除するなどの著作権侵害の発生防止措置を講じて適法なサイト運営に努力しています。

最高裁判所の本決定は、動画投稿(共有)サイトのみならず、レンタル掲示板、音楽ストレージ等のユーザーアップロード型のサービスにおいて違法音楽ファイルや違法動画を放置する事業者に対する警鐘となることが期待されます。

JASRACは、今後も引き続き、インターネット上の違法な著作物利用に対し注意・警告を行うとともに、適法な音楽利用促進のため、広報活動等を通じて著作権の啓発に努めてまいります。

 以上


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