2006年12月 5日
YouTube社に著作権侵害行為の事前防止策を要請
アメリカの動画投稿サイト「YouTube」上に多数の映像作品が権利者に無断で掲載されている事態につき、23の著作権関係権利者の
団体・事業者が10月2日から6日までの5日間に約30,000件の侵害ファイルの削除を要請、YouTube社が削除したことにつきましては、すでにお
知らせしたとおりです(10月20日
付ニュースリリース)。
その後も多数の映像作品が違法にアップロードされていることから、関係権利者は、意見交換会を開催(11月17日)し、今後の対応を検討した結果、
YouTube社に対し著作権侵害行為を未然に防ぐ 具体策の実施を要請することとし、12月4日付で書面を送付しまし
た。
要請文の骨子は、(1)デジタルミレニアム著作権法(DMCA)による削除手続き「Notice & Take
Down」が大量の違法アップロードによりうまく機能していないこと(2)従って、YouTube社において、技術的手段や工夫により著作権侵害行為を排
除するシステムを実現することを要請するものであり、併せて暫定的な対策として3項目を要請しています。
この要請文に対する回答期限は12月15日までとしています。
関係権利者は、YouTube社からの回答があり次第、再度意見交換会を開催して回答内容を検討することにしています。