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プレスリリース

2002年5月22日
社団法人日本音楽著作権協会
(JASRAC)

平成14年度定例記者会見

■  平成13年度の使用料等の徴収額

 平成13年度のJASRACの使用料等の徴収額は、1,052億8,000万円となりました。前年度に比べて、10億4,000万円、1.0%の減となっています。
種目別の徴収額は「平成13年度使用料等徴収額」をご参照ください。


■ 次世代技術を活用した業務体制の構築

 平成11年に発表した「DAWN2001」構想の実現に向けて、平成13年度は以下の業務を実施しました。

1. 昨年7月から管理を開始した個人のホームページなど非商用配信を含めた、インターネット上における著作権管理システムを確立するため、オンラインによる利用許諾申込システム(J-TAKT)、なりすまし防止のための電子透かし入り許諾マーク自動発行システム(J- CLEF)を開発、既に稼動している違法著作物データ監視システム(J-MUSE)と連携させた運用を開始しました。
2. 電子透かしの技術水準を確認し、その利用を促進するため実証実験プロジェクト「STEP2001」を実施しました。これは前年度行った「STEP2000」を発展させたプロジェクトで、インターネット上での著作物の流通において、実際に利用可能と考えられる電子透かしの技術水準を満たす能力を有する技術を選定、10月に実験結果を公表しました。
3. 作品届の電子データ化の第1段階として、オンラインによる受付システムの開発、及び一部委託者の協力を得て実証実験を完了。稼動に向けての準備が整いました。
4. 利用曲目報告の電子データによる受付は、関係団体とシステム対応について協議、検討を行いました。特に放送事業者からの電子データ受付のため、専用アプリケーション(J-BEAT)と受付システムの開発に着手。またレコード会社からの申請受付のためのシステム開発も進めました。


■ ファイル交換ソフトによる著作権侵害への対応

 ファイル交換ソフトによる著作権侵害の被害の拡大を防ぐため、平成13年度に刑事告訴、仮処分申立、本案訴訟、それぞれ各1件の法的措置を行いました。
【仮処分申立】
 平成14年1月29日、カナダの企業が開発した「ファイルローグ」というファイル交換システムの日本語版サービスを開始した有限会社日本エム・エム・オーに対して、JASRAC管理楽曲のファイル交換停止を求める仮処分を東京地裁に申し立てました。これについては、日本レコード協会加盟のレコード会社 19社も同日、同社に対して仮処分を申し立てました。
【本案訴訟】
 同年2月28日、上記仮処分申立に対し、日本エム・エム・オー社が全面的に争う姿勢を示したことから、JASRACは、侵害行為が継続されていること、及びその被害が甚大であることを重く見て、仮処分の決定を待たず、ファイル交換の停止と2億1,433万円の損害賠償を求める本案訴訟を東京地裁に提起しました。
【刑事告訴】
 「winMX」というファイル交換ソフトを用いて、市販CDを音源とするMP3形式の音楽ファイルを交換可能な状態にしていた専門学校生を平成13年 12月7日、公衆送信権及び複製権の侵害で京都府警山科警察署に告訴しました。京都簡裁は平成14年3月26日、この専門学校生に対して罰金40万円の略式命令を下しました。


■ 著作権等管理事業法へのJASRACの対応

 昨年10月1日から施行された「著作権等管理事業法」への対応については、著作権信託契約約款をはじめとした関係諸規程の制定・変更を行い、10月2 日、文化庁長官に管理委託契約約款(平成14年4月1日施行)及び使用料規程(平成13年11月1日実施)の届出を行いました。
 これにより、委託者があらかじめ定められた区分によりJASRACに権利を委託する範囲を選択できる「管理委託範囲の選択制」を導入することとなり、各種手続方法の委託者への周知、コンピュータ・システムの大規模な変更など、管理業務に混乱が生じないよう、万全の準備を行いました。


■ 平成13年度に実施したJASRAC文化事業

 JASRACは平成10年度から、会員の会費を主な財源として「著作権思想の普及に関する事業」「音楽著作物の創作または普及活動に対する支援事業」「音楽の利用開発に関する研究に対する支援事業」を3本柱とする公益的文化事業を行っています。
 4年目に入った平成13年度は、過去最高の31事業を実施したほか、私的録音補償金・共通目的基金の助成を受け著作物の創作の振興及び普及に質する事業、JASRAC文化事業の告知、趣旨説明のための活動も行いました。


■ BGMの管理

BGM(録音物の再生演奏及び公衆送信による伝達)の管理については、BGMの音源を提供するほとんどの事業者との間で、事業者が個々の店舗等に代わって使用料を支払う、いわゆる元栓処理を行うことで合意し、今年4月からの管理体制が整いました。


■ 2002年JASRAC賞~金賞に「Everything」

 2002年JASRAC賞が決まりました。
 JASRAC賞は、著作物使用料の分配額によって決定、関係権利者に対し、その功績と栄誉を称え、かつ、JASRACへの貢献に感謝して顕彰するものです。20回目の今年は、平成13年4月から今年3月までの1年間の分配額を対象にしています。また、金・銀・銅賞作品の製作・販売レコード会社に対しても、各受賞作品の公表、普及に尽くした功績を称え、JASRACへの貢献に謝意を表すため、感謝状を贈っています。

2002年JASRAC賞受賞作品


金賞
国内作品の分配額第1位
「Everything」
作詞 Misia
作曲 松本俊明
音楽出版 株式会社 フジパシフィック音楽出版
有限会社 リズメディアミュージック
レコード会社 株式会社 BMGファンハウス
歌唱 MISIA


銀賞
国内作品の分配額第2位
「Can You Keep A Secret?」
作詞・作曲 宇多田 ヒカル
音楽出版 株式会社 フジパシフィック音楽出版
有限会社 ユースリー・ミュージック
レコード会社 東芝イーエムアイ 株式会社
歌唱 宇多田 ヒカル


銅賞
国内作品の分配額第3位
「らいおんハート」
作詞 野島 伸司
作曲 コモリタ ミノル
音楽出版 日本テレビ音楽 株式会社
株式会社 ジャニーズ出版
レコード会社 ビクターエンタテインメント 株式会社
歌唱 SMAP


国際賞
国内作品のうち、
外国入金の分配額第1位
「ポケットモンスターBGM」
作曲 宮崎 慎二
音楽出版 株式会社 テレビ東京ミュージック
株式会社 小学館ミュージックアンドデジタルエンタテイメント
株式会社 メディアファクトリー


外国作品賞
外国作品の分配額第1位
「STAND BY ME」
O.A.&O.C. BEN E KING(BMI)
JERRY LEIBER(ASCAP)
MIKE STOLLER
O.P. LEIBER JERRY MUSIC(ASCAP)
STOLLER MIKE MUSIC(ASCAP)
MIKE AND JERRY MUSIC LLC(BMI)
S.P. 株式会社 フジパシフィック音楽出版
財団法人 ヤマハ音楽振興会


以上

-添付資料-
平成13年度使用料等徴収額


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