新卒採用

RecruitJASRACの仕事

私たちJASRACの仕事は、次の4つに大別されます。
総合職としての採用となりますので、将来的に幅広くさまざまな業務を経験できる可能性があります。

1音楽をつかう人と関わる仕事

コンサート、カラオケ、放送、インターネットなど、さまざまなシーンで音楽が利用される場合に、音楽を使う人(コンサートの主催者、カラオケ店の経営者、放送局、配信事業者などの方々)の窓口となって、著作権手続きの必要性を的確に説明するとともに、申請の受付、許諾証の発行、著作物使用料の徴収といった各業務を行っています。

JASRACは全国に14の支部を置いて、コンサート、ライブ演奏を行うライブハウスやカフェ、カラオケボックス、BGM利用のお店などにおけるJASRACが著作権を管理する音楽の利用に対し、主催者や施設の経営者の方に著作権手続きの必要性を説明し、著作物使用料をお支払いいただいています。これが著作権法の演奏権と言われる分野の管理です。

演奏会の管理では、大規模なコンサートから地域のイベントに至るまで、情報収集をしつつ、電話や直接訪問して主催者の方々に著作権手続きの趣旨を説明します。利用申請が遅れた場合には督促を行うなどして、公正な管理を実現しています。

飲食店でのライブ演奏やカラオケの管理では、夜間に営業しているお店も多くあるため、夕方から夜間にかけて、直接お店を訪問して、経営者の方々に著作権手続きの必要性を説明することもあります。

こうしたきめ細かい演奏権の管理体制は、JASRACのあらゆる分野における緻密な管理体制の源になっています。

全国の支部を統括するセクションです。支部における演奏権管理の施策を定め、その運用について支部との調整を行っています。併せてコンサートや社交・飲食業、カラオケ、BGMなどの利用者団体と著作物使用料などに関する交渉を行っています。

音楽配信、動画配信、電子書籍など、インターネットで配信される音楽の著作権を管理しています。

クラウドコンピューティングを使ったサービスなど、デジタルネットワーク技術の進歩とともに生み出される新たな利用形態に対応して音楽を円滑に利用できる環境を整えるために、利用者団体とルール作りも行っています。

テレビ・ラジオなどの放送やケーブルテレビ・有線音楽放送などの有線放送で利用される音楽の著作権管理を行っています。日常業務では、地上波放送局、衛星放送事業者、コミュニティ放送局、ケーブルテレビ局や有線放送事業者などの窓口として、著作物使用料額の算定や放送・有線放送で使われる楽曲報告の受付を行います。

音楽利用の変化や技術革新に伴い、利用者団体と協議して、新たなルール作りへの取り組みも行っています。

包括契約課

メジャーレーベルのレコード会社や映像ソフト会社によるCDやDVD等の録音・録画物への音楽利用の窓口です。日常業務では、利用申請や収録楽曲報告の受付、著作物使用料の請求を行っています。

録音・ビデオグラム・出版課

CDや映像ソフトでの音楽利用、また書籍等の出版物へ歌詞や楽譜の掲載に関する音楽の著作権管理を行っています。
インディーズレーベルのレコード・映像ソフト会社、出版社などの利用者のための窓口として、利用申請や収録楽曲報告の受付、著作物使用料の請求を行っています。
出版分野においては、楽譜の無断コピーの問題に対して、関連団体と共に「楽譜コピー問題協議会」(CARS / カーズ)の一員として取り組んでいます。


広告・ゲーム・映画課

テレビコマーシャルやポスター、遊技機やゲームソフト、劇場用映画などで利用される音楽の著作権管理を行っています。広告関係事業者、ゲームメーカー、映画製作・配給会社の窓口として、利用申請や利用楽曲報告の受付、著作物使用料の請求を行っています。

2音楽をつくる人と関わる仕事

作詞者・作曲者・音楽出版社の窓口として、入退会手続き、契約のアフターケア、問合せへの対応など、権利者のトータルなコンサルタントとしての役割を果たしています。この他に、社員総会や理事会の運営を行っています。

作詞者・作曲者・音楽出版社の窓口として、入退会手続き、契約のアフターケア、問合せへの対応など、権利者のトータルなコンサルタントとしての役割を果たしています。この他に、社員総会や理事会の運営を行っています。

楽曲の権利情報に関する作品届の受付窓口となる業務を行っています。作詞者・作曲者などの権利者から提出された作品届に基づき、作品・権利者データベースの情報の作成・修正を行っています。著作物使用料の徴収・分配はこのデータに基づいて行われるため、正確かつ慎重な作業が求められます。

3音楽をつくる人とつかう人をつなぐ仕事

使用料請求・分配のための窓口として、利用実績にもとづき、作品・権利者のデータベースを作成し、音楽を利用される方からお支払いいただいた使用料を迅速・正確に権利者に分配しています。

音楽を利用された方からお預かりした著作物使用料の分配業務を行っています。
分配計画課では、分配額の確定および分配明細の提供、年間の分配計画に関する業務を行っています。
分配管理課では、著作物使用料を分配するための規定の策定・変更や、分配に関する調整業務を行っています。
音楽の利用形態が多様化する中で、利用実態を的確に反映し、効率の良い分配を行うため、関連部署などと連携して新たなルール作りを行っています。

著作物使用料の請求・分配計算のためのデータ作成に関わる業務を行っています。
内国作品課・外国作品課では、楽曲の利用実績に基づき、作品・権利者データベースの情報作成・修正を行っています。
照合課では、利用された楽曲の報告を基に作品を特定し、著作物使用料の請求・分配のためのデータを作成しています。
この他、権利情報整備部は、大量の利用楽曲の報告に対応するために、関連部署などと連携し、新たなルール作りを行っています。

4JASRACを支える仕事

適正で効率的な著作権管理を目指して、組織の内部基盤を整え、円滑な業務運営を支えています。具体的な仕事の内容について、いくつかご紹介します。

JASRACの役割、業務を社会に正確に伝えていくため、一般向けの広報活動や、権利者向けの会報の発行を行っています。
また、記者会見などマスコミ対応や、YouTubeの「JASRAC公式チャンネル」では、JASRACの事業や取り組み、音楽クリエイターの素顔に迫る動画などを公開しています。
この他、音楽文化振興事業として、「著作権思想の普及」「音楽文化の振興」をテーマにしたシンポジウム、コンサートなどを会員とともに立案し、実施しています。

著作権の啓発や音楽文化の振興に寄与する事業の企画、立案及び実施をしています。
具体的には、知的財産権を研究する若手研究者の海外における研究活動を支援する「JASRAC国際フェローシップ」、著作権制度に関する正確な情報を教育機関等のニーズに沿って提供する「JASRAC著作権アカデミー」等の事業を運営しています。

JASRACは、世界各国の著作権管理団体と契約を結び、お互いの国の作品を管理しあっています。国際部は、外国の著作権管理団体との管理契約締結に関わる業務、外国団体からの著作物使用料送金に関わる事務、外国からの問合せ書簡の翻訳など、著作権管理の国際ネットワークに関わる業務を行っています。
この他、各国の著作権管理団体からの研修生を受け入れたり、海外でJASRACの管理楽曲が正しく管理されるよう、外国団体に情報提供を行ったりしています。

事務所の維持管理、文書管理、コンプライアンス推進、防災などのリスク管理、備品の手配、監督官庁との連絡事務などを行っています。

職員の給与支払事務、社会保険料の算定など労務管理全般、人事計画の策定、それに基づく採用・研修事務、職員の福利厚生を含めた労働環境の維持・改善などに関わる業務を行っています。

経営会議、業務執行会議の事務および役員の秘書業務を行い、素早い経営判断をサポートしています。

法務課は、契約審査や業務上の法的問題への対応など、JASRACの業務遂行やリスクマネジメントを法的側面からサポートしています。

企画課は、毎年度の事業計画の策定と事業報告書の作成、また法改正など国に対する要望事項に関わる事務を行っています。

情報総合課は、会社の持つ各種情報を有機的に分析・活用し、業務効率化のための提案を行っています。

毎年度の事業予算の策定、決算報告書の作成をはじめ、JASRACの会計全般に関わる業務を行っています。会計課は、管理手数料による協会運営に関わる経理事務を、信託経理課は、徴収した著作物使用料を分配するための経理事務を行っています。

スムーズな許諾・徴収・分配を行うためには、作品データベースをはじめとするさまざまなデータベースが緊密に連携して機能することが基本となります。システム部は、これらのコンピュータ・システムの開発・運用や、各部署の業務のEDI(電子データ交換)化などを担っています。

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