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先輩の声

ユニークな存在であるJASRAC。過去に学び未来を考え、道を切り拓いていく。

池上 光朗

総務本部企画部企画課課長

1996年入社 法学部卒

大学のゼミで運命的に出会った著作権法

大学3年で入った「国際私法」のゼミがJASRACとの縁の始まりでした。当時は知りませんでしたが、ゼミの担当教授は著作権法学会の会長を務めていて、ゼミの課題も国際私法より著作権関係が多く、判例集を勉強する過程でJASRACのことを知りました。
実は、入学時は司法試験を目指していたのですが、高校生に受験英語を教える塾講師のアルバイトに熱中し、法曹の夢は早々に挫折しました。塾講師の先輩に大学院生や研究者が多かったことから、その影響を受けて漠然と大学院進学を考えるようになり、同級生たちが就職活動を始めても、のんびりとしていました。具体的な展望も覚悟もないまま進学を考えていた私の目を覚ましたのは、担当教授でした。「研究の道でユニークな存在になるのは至難。社会に出てユニークな存在を目指せ。勉強はどこでもできる。」
周囲より遅れて就職活動を開始した私は、存在自体がユニークだと思ったJASRACと放送局、それに塾講師の経験が生かせると思った教育系出版社の合計3社にエントリーしたところ、運良く3社とも内定を得ることができました。他の2社にも魅力があり迷いましたが、最終的には、ゼミで学んだ著作権の知識を大好きな音楽のために役立てることができる非営利法人というユニークさとOB訪問を通じて垣間見た職場の雰囲気とに惹かれ、JASRACを選択しました。

経験の幅を広げた支部時代

入社後は、中部支部に配属されました。支部では、カラオケやライブ演奏などで音楽を利用される飲食店などの音楽ユーザーに、利用許諾契約を結んでいただき使用料をお支払いいただくことが主な業務でしたが、当時は法律になじみのない方々に対して説明をする場面も多く、理解していただけた分がそのまま結果として数字に表れてくるという点で、経験の幅を広げる良い機会でした。
また、学生までの22年間暮らした東京を離れ、縁もゆかりもない土地で初めての一人暮らしでしたが、年齢の近い先輩たちに囲まれ、楽しい6年間でした。

JASRACの組織・実務と法制度との関係に気を配る仕事

2002年に企画部(現企画部企画課)に異動になりました。企画課は、小さな部署ですが、法人組織の在り方を定める「定款」、著作権管理業務の在り方を定める「著作権信託契約約款」の両方を担当しており、JASRACの骨格を立案する部署といえます。実務と顧問弁護士との橋渡し役として他部署を支援する立場にあり、知識を磨き続けなければなりませんが、その分やりがいもあります。
部署名からは営業企画や経営企画といった仕事をイメージされがちですが、例えば定款の改正案を検討・作成したり、著作権法をはじめJASRACの業務に関係する法制度について、意見書等の文書を作成するなど、むしろ企業法務に近い内容だと思います。支部の業務と対照的で数字に表れるものではありませんが、マニュアルや前例が役に立たない状況で、頭を悩ませた末にたどり着いた結論がうまくカタチになったときには、達成感があります。

法的知識・思考力、感覚を磨いてJASRACの機能向上に努めたい

少子高齢化による人口減少というかつて経験したことのない時代の中で、音楽が文化と産業の両面において豊かさの源泉の一つであり続けるよう、音楽の創作・流通の基盤としてのJASRACの機能を更に向上させていきたいと思います。
この目標の達成に貢献するため、事業環境の変化に的確に対応していく上で必要な法的知識・思考力、リスク感覚、現場感覚、バランス感覚等を磨いていきたいと思います。

過去に学び未来を考える

著作権者(作詞者・作曲者、音楽出版者等)たちが自ら構成員となって社団法人を組織し、著作権の保護と著作物の円滑な利用とを両立させることにより音楽文化の発展を目指す、というJASRACの在り方は、創立から4分の3世紀を経た今日なおユニークであり、ますます重要性が高まっていると思います。ユニークであるということは、模倣し得るお手本が見当たらないということであり、自ら道を切り開いていかなければならないということでもあります。道を切り開く際に役に立つのは、過去に学び未来を考える柔軟な発想です。熱意ある皆さんのエントリーをお待ちしています。

キャリアステップ
  • 1996年~ 中部支部
  • 2002年~ 企画部(現企画部企画課)
  • 2004年~ 企画部(現企画部企画課)係長
  • 2007年~ 企画部(現企画部企画課)課長補佐
  • 2008年~ 企画部(現企画部企画課)主査
  • 2012年~ 企画部企画課課長(現職)
一日のスケジュール
8:30
出社。ToDoリストとスケジュールのチェック、メールチェック等。
9:00
始業。部下から提出された定款改正委員会の資料をチェックし、一部修正を指示。
11:00
顧問弁護士の事務所で会務部から相談を受けた会員の権利関係に関する案件について打ち合わせ。
12:30
帰社途中に昼食。
13:30
顧問弁護士との打ち合わせ結果を部長に報告。
14:00
定款及び著作権信託契約約款に関する会議に向け役員と打ち合わせ。
15:00
役員の指示を会議資料に反映させるため課内で打ち合わせ。
16:00
送信部ネットワーク課から相談を受けた新しい音楽サービスに関する案件の進捗について部下から報告を受ける。あわせて今後の対応を指示。
17:00
日中作業時間が取れなかった経営会議で報告する案件についての調査、資料作成等。
19:00
退社。
オフタイムの過ごし方
オフは、家族と過ごす時間を大事にしています。
この写真は、健康保険組合の保養所がある那須高原の牧場で娘と乗馬体験をした折のものです。

この先輩の仕事を知る

企画部