音楽を通じて実現したいことをお聞かせください。
杉山:“POPSにおける表現の自由”を目指しています。勝手にやればいいじゃん、という話なんですけど、解釈が難しいものは、今のままでは人に聴いてもらえないと思うんです。革新的なことをやってきたアーティストは、受け手側が一生懸命受け取ろうと思える存在であったからこそ、それができたと思います。だから僕も、体力と気力、自分の音楽の持てる力を使って、どうにかそういうステージまでたどり着きたい、という気持ちがあります。今は現実的な判断をせざるを得ないところもあるので、まだまだ遠い道のりなんですけど。
壮大な目標ですね、応援しています!続いて、ご自身の強みを教えてください。
杉山:幼少期にイヤートレーニングを重ねることで絶対音感が身に付く、という話をよく聞きますけど、耳の良さにはもうひとつ別の要素があると思うんです。プロになってから気付いたんですけどね。人間の可聴域は約20~20,000ヘルツと言われていますが、それぞれの帯域の聴こえ方には個人差があると考えています。その中でも、僕は比較的均一に聴こえている方なんじゃないか、と感じることがよくあるんです。例えば、ミックスの作業中に、ベテランのミュージシャンの方でも聴こえてない部分があると分かって、びっくりすることが度々あります。
趣味やプライベートについて教えてください。
杉山:映画を観に行ったり、ジムに行って走ったりしています。あとは、友達とお酒を飲みにいくことが多いですね。お酒も好きだし、しゃべるのも好きですから。刺激をもらうとアイデアが浮かんでくることもあって、家に着いた頃には結局仕事モードになっていることが多いです(笑)。何時に帰ってきても、絶対にパソコンを開いて作業を始めてしまいますね。
作品の著作権についてどのように考えていますか?
杉山:僕は著作物使用料の分配をいただいているので、この仕事が続けられています。つくった人たちが相応の対価を得られないと、音楽文化は滅んでしまうと思います。また、文化が成熟し、多様化したこともあり、エンターテインメント全体の中で音楽に対する関心が相対的に低下したように感じています。これからも「この曲を持って帰りたい」「友達にも聴かせたい」と感じていただける作品をつくり続けていきたいです。
最後に、プロを目指しているクリエイターにむけたメッセージをお願いします。
杉山:周りの人たち全員に反対されても絶対にやりたい、という強い気持ちがあったら、ぜひ挑戦してほしいと思います。一番ダメなことは、つくった作品を誰にも聴かせないことですね。才能って、客観的なものだと思うんです。聴いた人が良い評価をしてくれるのであれば、それは客観的な事実なわけですから。客観的な判断を重ねていくことが、チャンスにつながっていくと思っています。
(2017年3月公開)
【杉山勝彦 講演会】
『POPSの設計図』〜ルーツ、マーケット、 願望によって既に描かれたPOPSの青図〜
-東京公演-
3月11日(土)開場12:00 / 開演12:30
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会場: GRAPES KITASANDO0 料金: 一般 ¥4,500 / 学生 ¥3,500
-大阪公演-
3月17日(金) 開場18:00 / 開演19:00
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会場: spice bar Sound Boots 料金: 一般 ¥4,500 / 学生 ¥3,500
詳細やチケットのご購入に関しては、杉山勝彦official web siteをご覧ください!
【TANEBIライブスケジュール】
『2ndシングルリリースライブ』
-大阪公演-
4月26日(水)
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会場: Music Club JANUS
-東京公演-
5月2日(火)
『TANEBI結成記念全曲ライブ』
-大阪公演-
5月24日(水)
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会場: Music Club JANUS
-東京公演-
6月3日(土)
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会場: 代官山LOOP
『TANEBI2017集大成ライブ』
12月13日(水)
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会場: Zeppなんば大阪
詳細やチケットのご購入に関しては、TANEBI official web siteをご覧ください!
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■杉山勝彦 official Twitter
https://twitter.com/sugisansugisan
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アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で5名様に杉山さんのサイン入りCD「再勇記」(TANEBI)をプレゼントいたします。
※応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!