ご自身のライブの時にもツアーサポートの経験を活かせそうですね。

磯貝：ボーカルの方のステージに立っている時の勢いや立ち振る舞い、佇まいそのものから影響を受けるので、自分のステージに直接活きてきます。MCなども含めて、ライブの起承転結のつけ方も勉強になります。

普段、著作権に関して意識することはありますか？

磯貝：JASRACと信託契約を結んだ後では意識も変わりましたし、知識も増えました。

今後の展望についてお聞かせください。

磯貝：2016年は活動10周年という節目なので、まずは自分の作品をつくりたいと思っています。自分が一番好きなのは「曲をつくって歌うこと」なので。そして楽曲提供は、自分が歌うのとは違ったことができる機会なので、色々なバリエーションの楽曲を提供できると面白いですね。それが結果的に自分の楽曲制作の刺激に繋がると思っています。あとは、シンガーやアイドルだけでなく、バンドにも提供してみたいです。

本当に色々なことにチャレンジされていますね。

磯貝：特に意識してチャレンジしているわけではなく、音楽に関わることなら好きだから何でもトライしたくなるんです。ただ楽しくて好きだからという理由でここまで来られた自分はラッキーですし、逆にここからが正念場だなとも思っています。10年、20年、30年やっていくためにはどうしたらいいのかを、特に30歳を過ぎてから考えるようになりました。もうガムシャラだけではやっていけないというのもひしひしと感じています。

まさにご自身の作品『30』で歌われていることですね。

磯貝：まさにそんな感じです。今40代に向かって走っていくに当たって、どんどん変わって、自分革命を起こしていかなければいけないと思っています。今まで色々なことに挑戦させてもらっていることがすごく大切な財産ですし、今後そこからどんなものを学び、どういう風に活かして、限られた人生の時間をより豊かにしていくかというのが、これからの自分に課されているのかなと思いますね。先輩方が、年々時が経つのが早くなるよって言うじゃないですか（笑）。

（2016年2月公開）

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