音人工房

JASRAC 日本音楽著作権協会

第5回 藤林 聖子

Profile

サウンドのグルーヴを壊さないリズミカルな歌詞で注目され、独特な言葉選びにも定評がある。水樹奈々、E-girls、三代目J Soul Brothers、Hey!Say!JUMP、w-inds.、AMOYAMO、BIGBANG等のポップスから、「ONE PIECE」「ドキドキ!プリキュア」「ジョジョの奇妙な冒険」等のテレビアニメや戦隊、仮面ライダーシリーズ等の特撮ドラマまで様々なジャンルで活躍。近年、アーティストのリリックプロデュースも手掛けている。オフィス・トゥー・ワン所属。
1995年作詞家デビュー、同年12月からJASRACメンバー。

アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で7名様に藤林聖子さんのサイン入りCDやグッズをプレゼントいたします。

※応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!

※藤林さんへのインタビュー取材の様子をニコニコ動画「JASRACちゃんねる」で公開中!

ニコニコ動画 JASRACちゃんねる

  1. Vol.1
  2. Vol.2
  3. Vol.3

Vol.1 “アーティスト本人であって本人でない視点”が大切

まず、藤林さんが子どもの頃に興味を持っていた音楽について教えてください。

藤林:私は楽器ができないんですけど、音楽を聴くのはすごく好きでしたね。子どもの頃はアイドル全盛期だったんで、小泉今日子さんやシブがき隊とかキラキラしたお姉さんやお兄さんたちがものすごい「攻めてる」感じの歌をテレビで歌っていて。物心ついたときからアイドルが歌っているのを真似したりしていましたね。

やはりテレビの影響が大きかったんですか?

藤林:テレビの影響も大きかったんですが、近所の大学生のお姉さんに勉強をみてもらっていて、そのお姉さんがよく「これいいから聴いてごらん」って、サザンオールスターズとか当時のニューミュージックのアルバムを貸してくれたんです。その頃は洋楽もカルチャークラブとかホイットニー・ヒューストンがちょうど流行っていて、それを聴いてたお姉さんがすごく素敵で綺麗に見えて。憧れもあって聴いてましたね。そういう派手さみたいなものからは影響を受けていると思います。

どんな感じの女の子だったんですか?

藤林:結構おとなしい子だと母には言われていました。一人っ子だったんで、ちょっと内弁慶という感じがあって。でも、小学生の頃はアイドルブームで、高校生になるとバンドブームがあって、もしかするとちょうどいいタイミングで音楽に触れる機会がいっぱいあったのかもしれません。流行っているものがたくさんありましたね。

現在は「ドキドキ!プリキュア」(※)などアニメの主題歌も作詞されていますが、当時からアニメやマンガはお好きだったんですか?

藤林:本を読むのは好きでした。子どもの頃、親が「本を読むんだったら」っていってお小遣いをくれたんですよ。だから大きい本を買うお金をもらって、小さい本を何冊か買って(笑)。でも、マンガは禁止だったんです。ちょっと古い考え方で。

本をたくさん読んで、語彙が増えていったとか。

藤林:増えたってことにしたいと思います(笑)。

作詞はいつ頃からされているんですか?

藤林:たまたま作詞家の方と知り合いになるチャンスがあって、私もトライしてみたいなと思っていたら、その方が「じゃ、ちょっと書いてみたら?紹介してあげるよ」って勧めてくれたんです。アイドルがキラキラしていた時代を子どもの頃テレビで見ていたので、すごく羨ましかったんですよね。そのときは若かったからだと思うんですけど、作詞なら私にもできるはずだと思っちゃったんです。根拠はなかったんですけど、若いときってそんな感じじゃないですか。思い込んだら結構それだけになっちゃうというか、本当にそんな感じで。

作詞の勉強はされたんですか?

藤林:当時初めてプロとしてのお仕事をさせてくれた方に、構成や基本的なことを全部教えてもらいました。世の中に出ている曲に別の詞を付けて、それを見てもらったりもしました。ラッキーでしたね。

作詞で大切なことは何ですか?

藤林:「本人であって本人でない」みたいなところの視点ですかね。もし私自身がアーティスト本人であれば、自分が思ったことや感じていることをそのまま歌詞にぶつければいいと思うんですけど、歌う人が別にいて、さらにそこにタイアップが付いていれば、職業作家としてはその兼ね合いも考えたりしないといけないじゃないですか。アーティストに感情移入しすぎてもいけないし、タイアップに寄り過ぎてもいけないし。やはり若い頃は自分のことだけを書いてしまうので、そういう立ち位置に慣れていくのに時間がかかった気がします。

それは現場で培ってきたんですか?

藤林:実践で調整していくみたいな感じです。昔、事務所の人に「競走馬みたいだね」って言われたことがあります(笑)。

昔から新しい環境にすぐ適応できるタイプだったんですか?

藤林:それは苦手な方でした。毎日人がたくさんいるところで過ごさないといけないなら、それはむしろ辛いです。でも、要所要所で人と関係を保てる環境が自分に合っていたんだと思います。

  1. 『Happy Go Lucky!ドキドキ!プリキュア』/黒沢ともよ(2013年3月6日リリース)
    ABC・ANB系「ドキドキ!プリキュア」主題歌

Information

3月27日リリース
AMOYAMO 両A面シングル「LIVE/MAGIC」(DFCL-1991)
『MAGIC』(E hyphen CMタイアップ曲)
『TWINKLE』(キキララコラボ曲)※期間生産限定盤収録
3月20日リリース
KAMEN RAIDER GIRLS アルバム「alteration」(AVCA-62251)
『alteration』『MR.Notice』『Just The Biginning』他
2月27日リリース
D-LITE from BIGBANG アルバム「D'scover」(AVCY-58125/B)
「Baby Don't Cry」日本語詞
rhythm zone
2月20日リリース
E‐girls シングル「THE NEVER ENDING STORY~君に秘密を教えよう~」(RZCD-59348B)
『THE NEVER ENDING STORY~君に秘密を教えよう~』
『Just in Love』
ABC-MART「NUOVO カラフル 2way BOOTS」、富士通FMV「Floral Kiss」CMソング

【仮面ライダー】

  • ANB系「仮面ライダーウィザード」主題歌

『Life is SHOW TIME』/鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー(AVCA-49949)

【戦隊系】

  • ANB系「獣電戦隊キョウリュウジャー」主題歌

『VAMORA!キョウリュウジャー』/鎌田章吾(COCC-16694)
(3月13日リリース)

©ABC・東映アニメーション

【アニメ】

  • ABC・ANB系「ドキドキ!プリキュア」主題歌

『Happy Go Lucky!ドキドキ!プリキュア』/黒沢ともよ(MJSS-9094)
(3月6日リリース)

Present

こちらのアンケートにお答えいただいた方の中から抽選で7名様に藤林聖子さんのサイン入りCDやグッズをプレゼントいたします。

※応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました!

ページ上部へ

  1. 1
  2. 2
  3. 3

トップに戻る

  1. Vol.1
  2. Vol.2
  3. Vol.3