日本音楽著作権協会 JASRAC
教育機関の卒業記念録音・録画物を製作する事業者の皆さまへ
 教育機関においては、第三者の著作物であっても、授業のための必要な範囲での複製は自由利用が認められています(著作権法第35条)が、卒業記念等で制作し、生徒たちに配布する録音・録画物は該当しないため、著作権者の許諾が必要になります。JASRACが著作権を管理する音楽作品を収録する場合は、事前に利用許諾手続きをおとりいただき、JASRACのロゴマークと、製品ごとに発行した許諾番号を表示していただく必要があります。
 JASRACは、卒業アルバムや文集に代えてCD・DVD等を製作される教育機関が増えてきたことから、以下の取扱基準を設け、運用することとしました。

学校の先生向けに卒業記念CD・DVD等を制作されるときの著作権手続きについて説明する資料を作成しております。そちらもご参照ください。
学校の先生方へ卒業記念CD・DVD等を制作されるときの著作権手続きについて[PDF:428KB]

教育目的の複製の範囲については、以下のガイドライン、および文化庁の学校関係者向け著作権の教育情報もご参考ください。
第35条ガイドライン[PDF:100KB]

注意事項(卒業記念・コンクール用録音・録画物の協定事業者に関して)

卒業記念用録音・録画物に関する運用基準
<適用範囲>
 本運用基準は、学校その他の教育機関が卒業生に配付することを目的として学校行事等を収録する録音物又は録画物の製作の依頼を受けた者が、当該機関に代わって利用許諾申込を行う場合に適用する。

<適用条件>
(1) 別途締結する協定書に基づき、すべての本件録音・録画物について当協会の定める期間内に利用許諾申込手続を行うものとする。
(2) 製作事業者は、本運用基準制定以前に製作・頒布した本件録音・録画物に係る利用許諾申請の有無を確認し、報告するものとする。なお、判明した未申請分については、一括して利用許諾手続きを行う場合に限り、遡って本運用基準を適用する。

<使用料>
CD等の録音物(使用料規程第2章第5節「オーディオ録音」に定める複製物)
著作物1曲の使用料は、使用料規程第2章第5節オーディオ録音2その他のCD等、に定める使用料の額に50/100を乗じて得た額とすることができるものとする。

「使用料規程第2章第5節オーディオ録音 2その他のCD等」(抜すい)

 CD等に著作物を利用する場合の使用料は、著作物1曲につき400円をCD等の複製枚(本)数で除して得た額又は8円10銭のいずれか多い額以内とする。
(備考)
5分以上の著作物については、5分までを超えるごとに1曲として著作物数を計算する。

使用料の計算例(卒業記念用録音物)

DVD等の録画物(著作物使用料規程第2章第7節「ビデオグラム」に定める複製物)
(1) 基本使用料と複製使用料を合わせた著作物1曲の使用料は、使用料規程第7節ビデオグラム2その他のビデオグラム、に定める複製使用料の額に20/100を乗じて得た額とする。
(2) 本料率は、基本使用料を委託者が指定することとしている著作物についても適用する。
(3) 算出した1録画物あたりの使用料が1,300円を下回る場合は、1,300円とする。

「使用料規程第7節ビデオグラム2その他のビデオグラム」(抜すい)

著作物1曲の使用料は、次の基本使用料と複製使用料を合算して得た額とする。
ただし、すでに著作権者から映画録音の許諾を得て著作物が録音されているものをビデオグラムとして複製する場合は、複製使用料のみの額とする。
(1) 基本使用料 ビデオグラムの個数にかかわらず、著作物の利用時間1分までごとに800円とする。
(2) 複製使用料 ビデオグラム50個までは、著作物の利用時間1分までごとに500円とする。50個を超える場合は、超える1個につき、著作物の利用時間1分までごとに7円とする。
(備考)
基本使用料について、使用料を委託者が指定することとしているときはその額とする。

使用料の計算例(卒業記念用録画物)

 著作権の利用許諾手続きが必要であることをご存知ない教育関係者もいらっしゃいますので、事業者の皆さまにおかれましては、無許諾の録音・録画物が頒布されることのないよう、ご協力をお願いします。

2011年1月一部変更
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