プログラム |
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−第1回−
2006年3月8日(水)19:00〜20:45
テーマ「音楽の不思議な力−音楽が酒類・食品の味を良くする−」 |
講義概要 「音楽を聴かせて」造った酒類や食品が新聞や雑誌に紹介され話題をまきました。モーツァルトの音楽で味がよくなったり品質が向上する話はとても魅力的ですが、醸造専門家は「おもしろい話ですが理論的根拠に欠けるムード的なもの…」とのコメント。私たちは少し視点を変え、音楽を「情報を持った振動エネルギー」として捉え、テクノロジーを駆使して、音楽ワインの醸造試験を行い好結果を得ました。醸造過程で得られたデータを示し、その理論的効果メカニズムに迫ります。また、日本酒、焼酎、黒糖酒、味噌、醤油など、このテクノロジーを応用した実際の製品例を紹介してみようと思います。 |
講師: |
小松 明
1937年東京生まれ。体感音響装置(ボディソニック)開発者。特許多数。体感音響装置は、言語リハビリテーションその他に応用され、音楽振動醸造・熟成もそうした応用研究のひとつ。桐朋学園大学音楽療法講座講師、ボディソニック(株)常務取締役研究開発センター担当などを歴任し、現在、日本言調聴覚協会理事、日本住宅環境医学会理事、たいかん音響研究所主宰。 |
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−第2回−
2006年3月23日(木)19:00〜20:45
テーマ「空間や環境を活かす音楽」 協力:社団法人日本バックグラウンド・ミュージック協会 |
講義概要
商業空間や公共空間などで、その場所を利用する人々を分析して、その空間にふさわしい音環境をデザインし提供している例を紹介します。また、自然音等との比較を含め音楽が空間や環境にもたらす効果について多角的に解説します。 |
講師: |
小久保 隆
1956年東京生まれ。音環境デザイナー。環境音楽作曲家。潟Xタジオ・イオン代表取締役。1980年電気通信大学電気通信学部通信工学科、同大学院中退。都市、オフィス、ミュージアム等の空間を「音(音楽)で環境デザインする」音環境デザイナー。1/fゆらぎや高周波ノイズ、脳波測定といった理論的な背景を携え、独自に開発した三次元超立体録音の装置「サイバー・フォニック」等を使って音楽を作り上げる。代表作はNTTdocomoのユニバーサルショップ「ハーティプラザ」の誘導音、「六本木ヒルズ アリーナ」の環境音楽など。人間が持つ自然治癒力に着目した、リラクゼーションミュージック作曲家としても活躍中。JASRACメンバー。 |
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