今や音楽ビジネスは、デジタルテクノロジーを抜きにして語れない時代に入り、誰もが安心して手軽に音楽を楽しめるデジタル・ネット環境の構築に向けて、さまざまな取り組みがはじまっています。このような中で、JASRACは著作権の分野で、世界でもいち早くデジタル・ネット環境での利用ルールを定め、7月からはウェブサイトでのライセンス受付を開始するなど、前進を続けています。
今回お招きする講師の方々も、より多くの人々に、良質な音楽環境を、手軽に安心できるかたちで届けることに邁進して来たのみならず、デジタル・ネット環境と音楽の結びつきに大きな希望を持っておられる方ばかりです。ご期待ください。
[第二回概要] 着信メロディの楽しさは、不特定の時間、予想外の時間に好きな音楽がなることです。また着信メロディはその人の好みの音楽を他の人に聞かせる=自分の主義主張や個性を一瞬にして他の人に知らせることのできる手段でもあります。この講義ではそんな着信メロディを色々な角度からとらえたお話をしたいと思います。
[プロフィール] 58年1月26日生まれ。3才からピアノを始める。高校のころよりバンド活動を始め、キーボードを担当する。高校、大学の時、各種コンテストで入賞し、キーボーディストとして活動を開始する。1980年〜1982年までは"CHAGE&ASUKA"で活動。その後、映画音楽、CM音楽等作曲活動や音楽雑誌等の執筆を続ける傍ら、楽器メーカーのデモンストレーションや、尚美学園でコンピュータ・ミュージックの講師等を経験する。1990年8月、有限会社友ミュージックを設立。1994年4月に株式会社友ミュージックに社名変更。各種音楽制作、CM制作の他、オンラインCDショップやスタジオの経営を行っている。
[プロフィール] 60年5月26日生まれ。80年代前半は音楽屋として、イベント、ラジオCF、ビデオ作品の作曲や音楽制作ディレクタに従事。80年代後半より、電子楽器開発や音楽ソフトウエア開発、小規模ネットワークシステムの開発などに従事。93年以降はMIDIデータ販売用キオスク端末の開発や、ネットワークコンテンツの企画制作を行い、Internet黎明期に数多くの企業webサイトの立ち上げや運用に携わる。 2000年からは、現在の株式会社ディ・キッズのプロデューサーとして、企業webサイトの企画制作運用の傍ら、携帯コンテンツの企画制作運用をおこなっている。