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放送

4.放送の利用曲目報告

使用料は、放送報告受付システム「J-BASS」により各放送局から提出される利用曲目報告に基づき、関係権利者に分配します。

放送局は、①利用した楽曲を報告する方法 と ②映画や番組のタイトル等を報告する方法の二つの方法を併用して利用曲目報告を行います。

基本的には、放送局は放送番組で利用した楽曲を把握しているため、①の方法で、楽曲のタイトル・作品コード・著作者名・使用時間等を報告していただきます。
JASRACは、報告された利用曲目報告データ(タイトル・作品コード・著作者名等)をJASRACの作品データベースと突き合わせ、楽曲を特定します。ほとんどの楽曲は自動的に特定されますが、特定できなかった場合やJASRACの作品データベースに登録のない新曲が含まれていた場合には、手作業で楽曲の特定・登録を行います。

  • 楽曲のタイトル、著作者名等の情報を格納したデータベース。著作者・音楽出版者などの権利者から提出された作品届に基づき、JASRACで登録・修正を行い、楽曲ごとにコード(作品コード)を付与して管理している。このデータに基づき分配先となる関係権利者を特定する。

映画や外国制作番組など一部の番組については、放送局がその中で利用されている楽曲を把握していないことがあるため、②の方法で、映画や番組のタイトルと制作国、制作年を報告していただきます。
②の報告があった場合、JASRACでは、提出された報告データと映像コンテンツデータベースとを照合して利用された楽曲の特定を行います。

  • 映画や外国制作番組などの映像作品の制作国、制作年、利用されている楽曲の情報など、映像作品に関する情報を格納したデータベース。映像製作者や外国の著作権管理団体などからの情報に基づき、JASRACで登録・修正を行っている。

全曲報告が実現するまで

NHK・民放テレビ地上波の放送局は、利用したすべての楽曲をJASRACへ報告する「全曲報告」を行っています。

市販のCDやレコードの放送(レコード放送)が著作権管理の対象となった1971年当時、放送局が利用したすべての楽曲を報告することは物理的に困難でした。これは、それまで全曲報告が行われていた生演奏や放送番組のために書き下ろされた楽曲(レコード放送でないもの)の利用と比較して、レコード放送では格段に多くの楽曲が利用されることによるものです。そのため、レコード放送については、統計学の理論に基づくサンプリング報告による分配を行っていました。

  • 放送局に対し一定の期間を割り当て、利用曲目をサンプルとして報告いただく方法で、現在もNHK・民放テレビ地上波以外の一部の放送局で実施しています。一部のサンプルによって全体を推定する調査方法(標本調査)は、世論調査や視聴率調査などで一般的に行われているものです。

2003年には、一部の放送局がレコード放送についても全曲報告をはじめましたが、その後も大半の放送局は全曲報告を行うことができませんでした。

その後、フィンガープリント技術の発達や各放送局の協力などにより、徐々に報告体制が整備され、現在に至っています。

  • 音声波形をデータ化(指紋化)し、放送された楽曲を自動的に特定する技術

関係権利者への正確な分配および管理楽曲の利用割合を正確に算出するための全曲報告を実現するには、放送局との連携が不可欠です。 JASRACは、今後も放送局と協力して、関係権利者の方への正確な分配を滞りなく続けていきます。

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